盗作騒ぎ

岡本真夜の楽曲が中国の万博ソングにそっくりという騒動。パクった/パクられたとメディアも過熱報道を続けている感じだ。

両者を聞き比べてみると確かに似ているが、もうこういうのはどうしようもない。

こういうポピュラーソングはあるお決まりのフレーズや語彙をこれからも使っていくだろうし、実にこの数十年間使ってきたのだ。だから、昔の楽曲に似ている最新の楽曲なんてこともあり得るわけだ。

しかしこれは、岡本真夜だって手あかでギットリのフレーズを使って曲作りしているということでもある。テレビなどのメディアで放送される岡本真夜の楽曲だって、けっして岡本真夜オリジナルのフレーズではない。断言する。実に予想可能なシークエンスではないか。

岡本側が盗作されたと騒ぐのは勝手だ。だが、岡本真夜は、そしてその他大勢のくだらないポピュラーソングに従事している人たちは、自分の名前がクレジットされる楽曲がどのように構成されているのかを、ポピュラーソングの歴史を引きつけて考えるべきではなかろうか。