luminous orange

土曜の夜は、ルミナス・オレンジを観てきた。新宿motionで。対バンが4つあったけれど、どれもシューゲーに近いことやってるのがなんだか不思議だった。ルミナス・オレンジを初めて聴いたのはたぶん、日本でベルベット・アンダーグラウンドのトリビュートアルバムを、もとブリッジの大橋君がオーガナイズした時のような気がする(大橋君て今どうしてるんだろう?前はたしか、コーネリアスのサポートとしてツアーにでてたような気がするけど。それよりも、ボクは願いますよ。シカゴ・ベースの復活を!!!)。

しかし不思議なのは、どのバンドもシューゲー的なことをしてることだった。そんなの今さら?的な感じですがね。最近は日本のバンドってあんまり聴いてないし、ましてや日本の音楽雑誌なんてもっと読んでないからこういう疑問を持つことになるのだろうか?よく分からんが。

だがだがルミナス・オレンジは別。ここのシューゲーサウンドは秀逸です。フロントウーマンの竹内氏はこのサウンドを突き通してはや何年なのでしょうか?そのへんのチャラチャラしたシューゲーとは違い、凄みも切れ味も泊力も一級です。これを証明するごとく、次のSXSに参加するそうで。そりゃ、日本より海外の方が受けますよ、このバンドは。して、このバンドの現在の編成に入っているサポートのギタリスト(スマイリー・キクチ似)はノイズOKとみた。ただでさえも最前列で気合い入れましたが、ノイズOKと認識してしまっては、もう、ガブリつきですよ。エフェクターがGメンみたいに並んでるんですからね、ノイズが無しなんて事、許せませんけどね。

バンドみんな汗びしょびしょなのに、竹内氏だけ汗ひとつかかずにギターを掻きむしる姿はクールという他に表現できませんな。演奏自体は、多少トラブルに見舞われてましたが、それでも他のバンドと比べてしまうと力量の差が歴然としてた。ギターはとりあえず2本でやってるのでそのへんの音で充分に空間は埋まるし、しかもここのドラマーはシンバル系を鳴らしまくる。CD聴いてる限りだと結構タイトな感じかなと思ってたけど、結構ド派手に音を出す洪水バンドだったのかと意外な発見。ただ、オレンジのドラマーはバンド結成当時から加入している人ではないような気がするんだけど、オレンジ特有のスネアの連打がいまいち叩ききれてなかったような気がする。これはちょいと悔やまれるか。それでもやっぱり演奏に説得力があるから、試しに作ったというCDーRは速攻完売。ボクも買いましたぜ。

トリのバンド(そのバンドのレコ発って事でライブはセッティングされたようですが)は生ぬるかったのでそれは見ないで帰ってきた。っていうか、自分たちよりどう考えたって格上のバンドを呼ぶんじゃねえよ、バカ。

現在レコーディングの最中だそうで。楽しみですわ。で、家に帰ったらアメリカのレーベルに注文してたCDが届いてた。3枚。今から聴くか。