Optrum

先週の土曜日、インキャパシタンツを久々に聴きに行くと書いたけれど、もう一つ目当てのユニットがあったことも書いた。それがOptrumなのだが、Optrumがパフォーマンスを始めた途端、耳を疑いたくなるような衝撃が走った。

実は、今でもあのユニットのことはどう書いていいのかまったくわからない。グッチャグチャなのに、なんだろう、あの構築されつくした感触は??? ノイズに切り込んでいくドラムがまた、どうやって書いていいのかわからない。とにかくうまいことしかわからない。また機会があったら足を運ぶしかないよ。

そこで『ユリイカ』の大友良英特集で、大友と対談をするなかにその本人がいることを思い出した。その中で、このユニットは伊藤篤宏(オプトロン)と進揚一郎(ドラム)の2人による、「爆音エクストリーム・オプチカルノイズコアバンド」なのだそうだ。よくわからん。パフォーマンス中、オプトロンとかいう楽器を操っているらしいことはわかったのだが、なにせステージの脇の方で観ていたし、ステージの段がない箱だったから、この物体がどういうものなのか描写できない。ただどうも、白色蛍光灯が楽器にくっ付いていることだけは確かだ。

やっぱりこのバンド名からして視覚が一つの鍵を握っているのだろうか。「オプト」だもの。確かに蛍光灯のほかに、薄暗い会場を、緑色のレーザー光線みたいなものが埋め尽くしていたよなぁ。しかし、この光が、どっちの光にせよ、演奏とどうかかわっているのか、まったくわからず。

とにかく、強烈な印象を受けまっくたけど、「???」ばかりが目立つユニットだった。(←ほんとにこれは凄い、ってことですよ、最後のはてなが意味しているのは)