『鬼火』
今日観た映画は『鬼火』。ルイ・マル監督、1963年制作。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/07/29
- メディア: DVD
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
戦争に参加し、帰還したものの精神的に回復できない男の映画。本人は回復できないと思いこみ、退院したがらない。一方医者は、もう完治しているのだから早めに退院しろという。医者の「人生はいいぞ」という忠告や、この本人が(ピストルだけど)自殺しちゃうなんてことを含めて、なんかだれかの小説にそっくりだ。制作は1963年だけど、ここまでこういう症状って慢性的だったのかしら。『個人教授』は1968年制作。何なんでしょう、このコントラスト。あの浮かれっぷりと沈みっぷり。それとも「5年経つとえらく変わる」ってことなのかな。
なんて思いながら映画観てた。めちゃくちゃ端正でしっとりしたピアノだなぁと思ってたら、エリック・サティじゃない。