『個人教授』

最近は多少時間にも気持ちにも余裕が出てきた。これまでは、映画さえ観る余裕が全くなかったので、BSで放送された映画をただただ録画するばかりだった。そんな映画タイトルが2ケタになってしまっている。それを1日1本消化しようとしている。

で、これを観た。

そう、音楽はフランシス・レイが担当している。通常の映画では、使用された曲がエンディングロールで示されるのだが、BSではカットされることしばしば。『個人教授』も、曲のタイトルは割愛されていた。サントラ版を探したが、CD化さえされてない様子。だからどんな曲が使用されていたのか、現時点ではまったく把握できていない状態。

『個人教授』の製作は1968年。Swinging Londonのエネルギーに満ちた曲が多かった気がする(ちょっと時期的にずれるような気もするけど)。特に、スキーリゾートのクラブでみんなが踊ってるシーンの曲はカッチョよかった。この時代の曲はリズムセクションが決まってるものが実に多いが、このシーンの曲もそうだった。コンガの絡み方がたまらないのだが、それよりも、ドラムのワイルドなリズム感。どうしてバスドラをわざわざこのタイミングで踏むのかな? ってところだけど、それがいいんだよ。その有り余るエネルギー感とSwinging Londonの若者っぷりがぴったりマッチしちゃうんだ。スネアのチューニングもあんまり高くせず緩めにしておいて、「ボサッ」っていう感触にしてあるのも、ワイルドなリズムを作り出すのに一役買っている、うん、買っている。

こういうの、元ピチカート・ファイブの小西さんなぞは、とっくにチェックしてるんだろうなぁ。