Flipper’s Guitar ”Summer Beauty”

きっとみんな知ってることなんだろうなぁ...

かれこれ10年以上も前、ボクはオザケンにそっくりの英文科友人であり、また音楽サークルの友人でもあった男(ギタリスト)にそそのかされるようにFlipper's Guitarを聴き始めた。このバンドのことはもちろん、リアルタイムでずっと知ってはいたのだったが、いまいち聴く気になれないでずっといた。それまで、XTCとかのnew waveバンドばっかり聴いていたもんで...

ちなみにその友人とは、どっかのバンドみたいにケンカ別れしてしまったのだが、結局オザケンにもコーネリアスにも手を出すリスナーにボクはいつの間にかなっていました。友人の影響というのは本当に、時に恐ろしい力を持っているものですなぁ。

どっぷりハマったリスナーになったわけですから、オザケンコーネリアスの、元ネタとなった楽曲まで漁ることになり、都内のレコファンHMVなどに入り浸っていました。当時、元ネタをリストアップした書籍があったので、それを片手にウロウロしてたのです。

もちろんそんなことは、現在やっていませんが、今更になって見つけちゃったんですよ、元ネタを。どうもですね、フリッパーの頃の "Summer Beauty"っていう曲の出だしの部分が、Claudine Longetの"Who Needs You"の出だしとまるで一致してるんですわ。これは元ネタ本にリストアップされていたかどうか、もう調べるのも面倒くさいですけど。

ちなにみ、って話ですけど、フリッパー時代の"Sending to Your Heart"の副題「恋してるとか好きだとか」っていうのも、とあるアメリカの作家の短編からパクったものだと思います。これは、白水社アメリカ文学の短編集で見つけました。サリンジャー研究で有名な渥美先生の訳でした。などなどと、昔のことをいろいろ思い出してしまった。