ポスト・ミュージック?

先週の土曜日、友達のNイトと「康勝栄のポスト・ミュージック Vol.2」というイベントへ行ってきた@渋谷のアップリンク・ファクトリー

インキャパの美川さんとか秋山徹次、中村としまるなどの強力な布陣で確かに面白かった。先週の六本木の時もそうだったけど、美川さんが基礎をしっかりと作ってくれている(と少なくともボクは思っている)から、他の参加者も入っていきやすいんだろうなぁと感じたりしている。ただボクとしては、秋山徹次のギターの良さがあまり生かされなかったのではないかとちょっと残念だったなぁ。康勝栄のギターは、六本木のときにも思ったけれど、あまり説得力がない。

それにしても、「ポスト」かぁ。たしかに音楽のボキャブラリーとは無縁な音の連なりだったよなぁ。でも早い話、即興って枠組みに収まってしまうものだったんだよなぁ、このイベント。「ポスト」はこの際有効なのかしら? 

この手の問題の難しさは、いわゆる「音楽」と「即興」といわれるものが"articulate"(分節=節合)されてしまうことにあるのだろうか。音楽のグラマーを拒絶しつつも、音楽のメディアを通すのでもなければrenderされ得ないもの。「ポスト」と銘打たなければあのイベントのパフォーマンスは実現不可能なんだろうか。もっといいモデルはないもんだろうか。