樋口くん新作

樋口寿人くんの新譜(アナログLP)が発売されて、日本アマゾンでも購入可能になったみたい。

Henzai [12 inch Analog]

Henzai [12 inch Analog]

樋口くん、リリースできてよかった。

ボクは早く聴きたいと思って、アメリカのFamily Vineyardに直接注文した。注文はリリース直後にしたのに、まだ全然届く気配なし。メールで確認しても、返信してくれる気配、こちらも全然なし。

iTuneで購入すればいいじゃん! ってことなんだろうけど、ボクはmp3で音源を購入するタイプの人間ではありません。そんな音質で満足しないもん。

最新号の『ワイヤー』誌ではBill Meyerによるリビューがされている。一度に2、3曲聴けばお腹がいっぱいになってしまうから、Loren Connorsみたいにシングル盤の片面だけのリリースを考えるべきという否定的なコメント以外は、実は以前、本人に語ったことと同内容だった。

8月31日に円盤で樋口くんのライブを観たときに、「歌がギターに引っ張られているぞ」とボクは本人に直接言ったことがある。本人はそれに対して「う〜む」って感じで、理解する/しないとか、納得する/しないという表情をとくに見せなかった。

やっぱりボクは樋口くんには、すこし聴いただけではわかりにくい転換が起こっているのだと思う。以前は、ギターが先導して、ボーカルがそれに追っていく構造だったけど、今年になってからの樋口くんの演奏は、ボーカルが先導し、ギターがそれを追っていく形になった。つまり、ギターとボーカルの関係が逆転したのだ。

こんなこと力説してもしょうがないんでしょうけど、まだモノが手元に届かない状態なので、フラストレーションを感じつつも、新作を聴くのをとても心待ちにしてます。