hisato higuchi

いいや、いいや、日記書くのさぼっちゃえと思ってたらほぼ1週間さぼってしまった。いかんなぁ、もうさぼりグセがついちゃって。別にCDを聴いていないのではないんだけど、ここんとこの生活がギターに張る時の弦みたいにゆるゆるだったもんで...

ゆるゆる、といえばボクのお腹。最近メタボリックなんとかみたいになってきた。タンスのズボンはだいたい細いのが多いから体型が結構着ている服に響いてしまう。今週からダイエットというほどのものではないが、運動始めましたよ。運動開始すると目に見える効果が出るのでちょっとふんばりますわ。

で、hisato higuchi。この人日本でも漢字で名前を表記していない。いつもカタカナ「ヒサト・ヒグチ」になっているっぽい。彼の写真は一度海外の雑誌でみたことあるけど。見たところ普通のアンチャン。でも内向的な感じ。孤独感満載。それが音にも反映されてるって事なんだろうか。さっきの雑誌には'tokyo's labourer's blues'とか形容してるけど、ボクはverveの'urban hymns'を思い出してしまった。verveなんてあんまし興味ないけど(ってかさぁ、'labourers'ってのがよく分かんない。なに考えてこんなヘッドライン付けるんだか...)。都市感覚っつうか、これでもかという位に人間が集まる都市空間の中にあることでむしろ表面化する孤独感というか、断片性、とでもいうか...まぁどうあれ、この人の皮膚感覚、何か凄そうだわ。

今回聴いたのは'She'という2003年の作品。このタイトル、なんだか数年前のコステロを思い出してしまうが、そんなものではない。初めてヒグチを聴いたのはまたまたさっきの雑誌のウェブページでダウンロードできるmp3でだったんだけど、それらにしても、'she'にしても、わりとスタイルに関しては一貫したアプローチを取る感じみたいだ。詳細は現段階で確認できないのだけれど、エコーがかったギターがメインで、あとは多少のピアノ、それから多少サンプラーを使うのかな?それほど複雑なことをしようという意気込みはないっぽい。こんな言い方めちゃおかしいけど、大人しいボリスみたいな...聴きとれるか聴き取れないか微妙なくらいのボーカルがどっちかつうと少年ぽさをおもわせるのだけど、そこに大人しいインキャパシタンツみたいなノイズが乗っかってくる。してその後に静寂が必ず存在するって形式。これ、聴く人にとっては気持ち悪いんだろうなぁ。気持ち悪いとかじゃないにしても、何か男っぽくないとか考えるやつ、いるんだろうなぁ。いやぁ、でもとてもメロディーが繊細さをしっかりと運んでいるし、このサイケ感は日本では貴重ですよ、きっと。日本のサイケって、結構重い音響かせる人たち多いからなぁ...ワウをばかみたいに効かせまくる種類のサイケ感とか、ただ爆音、とか。まぁ、ノイズばかりに偏向していくボクですが(このイメージが先行するこの頃じゃけんど)、こういうのもかなりアリということをいうべきか、ボク個人としては。

日本ではあまり受けてないんだろうか?よく分からないが、この数カ月は海外の公演が控えているっちゅうことは知っている。日本公演ないんだろうか?いまライブを体験してみたいというならこの人だなぁ、ヒグチ・ヒサト。