最近収拾つかないわ

渚にてやらdeerhoofやらごっちょりCD買ったのはいいけれど、まったく何が何のこっちゃかわからん状態。渚にてや『殺し屋 1』サウンドトラックの場合はまだいい。それぞれ1作品ずつだから。問題はdeerhoof。1つのバンドを一気に何枚も買うと、あの曲はどのCDだっけ?状態に。いかん。もっと聴き込まんと。今もスピーカーから最新作が流れてますがね。

確か前回のブログで書いたような気がするけれど、deerhoofの2人いるうちのギタリスト(chris cohen)が脱退してdeerhoofはいわば3ピースになってしまった。この脱退は今聴きながら思うとやっぱりでかい変化をもたらしたような気がする。音の厚みは薄くなった感が否めない。4人いた頃はやっぱりそれなりに複雑なことができてたのではなかろうか(かなり当たり前田のクラッカーだが)。サトミさんはギターもベースも弾くけれど、彼女はどっちかというとまとまり感のある音出す人だからなぁ。以前のようには事を運べなくなるだろうなぁ。それでも、よそのへなチョコバンドよりずっとスリリングでポップでチャーミングだけど。ちなみに脱退したchrisはthe curtainsというソロ・プロジェクトを今後は展開するそうで。楽しみですわ。どんなバンドなんだろうか?

最近ふとネオアコ系のCDを、棚の奥から引っ張りだすことがある。例えばb-flowerみたいなバンドなんだけれども、stephen duffyの新生ライラック・タイムのCDもその一枚。新生以降の作品では_looking for a day in the night_というアルバムがイチオしなのだけれど、またまたボクのいい加減な聴き方を思い知ることになった。

'morning sun'という曲は、自然のサウンドスケープみたいな音を背景に鳴らしていることにいまさら気付いた。最初聴いたときには、まあどっかでサンプリングしてきたものを、加工しないままの状態で使っているのだろうくらいにおもっていたのだが、それが全然違っていた。曲の随所で、鳥の声としか聴こえない音が、急にサインウェーブみたいな音に変形してしまっていた。これが恐ろしい。鳥の音というあくまで地球上の音だったものが、変形することで、宇宙的な、スペーシーな音にしか聴こえなくなる。何だろう、この宇宙感は?なんか体験したことあるぞ、と思ってたら、それは昔のライラック・タイムの時にリリースされた_astronaut_の音だった。いや、このアルバムは生音志向で決してコンピューターの音を盛り込んだものではない。生音志向なのにスペーシーな雰囲気をだしてしまえているところが_astronaut_の凄さだとずうーっと考えてはいたけれど、'morning sun'を改めて聴いたときに、初めてこの2枚のアルバムが、バンドのメンバーからして全く異なる構成なのに、そのスペーシーな感じを媒介にして、ボクの中で繋がってしまった。このバンド、音楽の上で知り合いのイギリス人には、このバンドを愛聴していることをバカにされることがあるのだけれども、stephen duffyは侮れないですよ、決して。最近リイシュ―も進んでいるらしいので、ボーナストラックが充実してたら買い直すかもしれない。それくらい好きなバンドです。

ライブに関しては、4月月末から6月までいろいろ行くつもりです。それまでは大人しくしてます。いろいろ欲しいCDがあるので、貯蓄のためにも。にせんねんもんだいとか、ルミナス・オレンジ、エレクトラレーンなどなど、おんなのこバンドが中心。