連休も終わって...

ぼけ気味だ。いつもと変わらんといえば変わらんけど。画面の色、変えました。

今日は通勤中にトラフィックというバンドのBBCライブを聴いていた。ライブビートというボクが唯一聴くラジオ番組があるのだけれど、この番組が月に一度だけ、BBCの貴重な音源を流してくれる。ライブビートはけっこうマニアックなバンドを取り上げてくれるので、チェックは欠かさないようにしている。過去にはFlaming LipsとかJoe Jacksonなどが聴けた。BBCの特集の時にはムーンライダーズ鈴木慶一がナウ゛ィゲーター。もういいオッサンだから、バンドと違って落ち着いた語り口だ。

で、トラフィック。じつはあまり知らない。ライブビートの放送では、鈴木慶一の他に青山陽一がゲストで解説していたのだけれど、青山陽一トラフィックのファンであることは随分有名なことらしい。まぁ、BBCの収録を放送する前に2人がうんちくをいろいろたれているのだけれど、それでバンドの変遷がいろいろわかって勉強になった。一度解散してたんだなぁ。知らなかった。

で、本編に入るとびっくり。青山陽一サウンドそのまんま。というか、青山陽一トラフィックサウンドそのまんま。トラフィックの演奏は、その時3人のみの編成で、バンドとしてはすかすかなのだけれど、演奏も無駄なことをせず、これ以上引き算できないという極限まで達している。青山陽一サウンドも然り。こちらはもうちょっと編成が複雑かもしれないけれど、それでもライブとなれば、無駄なことは全然しない人だ。あと、ギターをオルガンの絡み方が、両者を結び付ける要因になっているんだろうなぁ。ベースの存在感はあるけれど出しゃばらないから、耳あたりもよい。前にもちょっと書いたけど、B・オーガーが好きなボクなので。

トラフィック、じつは普通のよくあるクラシックなバンドなのだろうと思って、ボクはこの音源を長いあいだほったらかしにしてしまったのだけれど、案外聴きがいのあるバンドだと再認識した。ロック、というよりはグルーブ感にアクセントがあって、しかもバンドマンシップが感じられて、それでいて音楽やることにマッチョには決してならない、スマートな演奏。興味湧くわ。

しかし、ボクの嫌いなマッチョな演奏といって思い出したのだけれど、最近のドラマーって、演奏するときのアクションが過剰だと思う。連休中に観たライブでもそうだし、帰宅してつけたテレビに映るウェンツのソロバンドでもそう(まぁ後者の場合、全員実際の演奏はしていないけれど)。特に後者の場合、テレビのスピーカーから聴こえるドラムの音と、ブラウン管に映るドラマーのアクションから想像できる音量を比較すると、どうしても一致しない、ずれが出ているという現象も起こる。つまり、あの叩き方でこの音はなかろうよ、と。まあそれはともかく、緩急つけてドラム叩けばいいのにね。リズムがある勢いだけでガーッと一本やりに貫かれるのって、聴いてて面白みありませんよね?

それでもそれでも、ウェンツの鬼太郎、見てみたい。大泉洋も出てるし。