Incapacitants @ Flat, Nishi-Ogikubo

今日はこれからIncapacitants とかOptrum。友達と待ち合わせて出陣。

昨日もこちらに書くことを書いたので、今日はあまり書くことがない。ただ『ワイアー』の9月号の記事をいくつも読んでいて、チェリストCharlotte Moormanという女性の記事に目を奪われた。

MoormanはFluxusのメンバーとか、あとJohn Cageとの関わりもあった様なのだが、その視覚的イメージがすさまじすぎた。普通僕はクラシック音楽系の記事は2の次3の次にしてしまうことが多々あるのだが、そんなボクの癖さえどっかにいってしまうほど強烈だった。

たとえば、Moormanがチェロを弾いているのだが、まず本人はオールヌード、しかも本人もチェロもチョコレートで塗りたぐられている様子。これでは日本の痛々しいお笑い芸人の醜態のようなのだが、笑えないくらい凄まじいイメージがまだまだあるわあるわ…

次に挙げる例もオールヌードなのだが、両乳房の前に小さなTVモニターが付いているもの。ほかにも全身がモニターで覆われている様子、ガスマスクを装着してチェロを弾いているイメージ…全身チョコレートなんてまだ序の口なのね。でも、チョコレートまみれにした後のチェロってどうしたんだろ?

こんなオールヌードチェリストだったり、胸の前にモニターをくっ付けて演奏していたMoorman。皮肉なことに乳がんで亡くなってしまったとか何とか。アクションとしては相当いっちゃってる人といってしまえばお終いだが、これでもクラシックの教育を、それはもう随分と受けていたらしい。もう訳がわからない、というかジャズとかロックとかじゃなくて、クラシックこそ前衛という前衛への道を進めるフィールドなのだなぁと改めて痛感。

ほかにはPaul BleyとかOren Ambarchiとかの記事を読む。Ambarchiの、変な知識に拘泥するのでなく直感を大事にしてやることをガツンとやるというスタンス、共感です。