旅の7日目

ロンドンの中心部から20分くらいだろか、Northern Lineをひたすら乗りArchwayに到着、そこからまた15分くらい歩くとSound 323があった。確か住所がArchwayだったから、地下鉄Archwayの駅が最寄りなんだろうと思ったら、実はその1つ先のHighgateが最寄り駅だった。予め電話して確認をとっておくべきだった。

で、ついにMark Wastellに会うことができた。これは嬉しかった。Sound323にはスタッフが何人かいて、彼がいるとは限らないのだもの。最初、ボクは店内の陳列されたCDをずっと見ていると、そのうち彼の方から声をかけてきてくれて...まぁ、それから後のことは、名前を聞かれたり、Eメールのアドレスを教えてくれと頼まれたり、その他にもオタク的な会話が続いたってことで。週末のストックホルムの公演のこととか、先週のInstallのことも、勿論そのうちの一つ。まぁ、彼は本当にいい人だった。客商売といってしまえばそれまでだが、他の顧客との会話で、彼の知識量は豊富だし、解説も丁寧でしかも分かりやすく、といっても正確さを損なっているわけでもない。あんな風に客に説明ができる店員は、ボクの経験の中では初めてのことだった。

彼はどうも、大友との共演歴があるらしい(知ってるけれど)。彼の口から出てくるのはそのことばかりだったけど、どうやらOffsiteのことに興味を持っているらしい(ボクは全く興味がないけれど)。それでも会話は弾んだわけで、ボクの消費意欲も弾んでしまった。というわけで、以下が購入したCDのリスト。今回はThomas KorberとJohn Butcherの、比較的最近の作品に絞った、といってもそれぞれ2枚に限ったが。(発売年不明のものは、もしかしたら開封すると判明するかもしれません)

John Butcher. Geometry of Sentimen. (Emanem, 2007)
John Butcher, Christof Kuzmann. The Big Misunderstanding between Hertz and Megahertz (Potlatch, 2006)
Thomas Korber. 250904. (発売年、レーベル名とも不明)
Thomas Korber, Dan Warburton. Conspiracy Theory. (TK and DW, 発売年不明).
Radu Malfatti. Whitenoise. (Mattin, 2003).
Brandon LaBelle. Concert. (SIRR, 発売年不明).
Martin Kuchen. Music from One of the Provinces in the Empire. (Confront Collectors Series, c2004).
Ist. Lodi. (Confront Collectors Series, c2002).
The Scotch of St. James. Live at AMPLIFY 2004: Addition. (Confront Collectors Series, c2004).
山本精一、Philip Samartis. Dance. (Sound Factory, 発売年不明).

ご覧の通り、最近のボクにはめずらしくボコ買いである。日本人のCDは購入しない心づもりだったが、このCDにはあまりいままで縁がなく、手に取ることさえできなかったので、あえて購入を決めた。Brandon LaBelleは、特に購入する理由も無いのだが、彼の著作Background Noiseを購入しているのだから、ここは買っておいた方が、後々のためだと思った。そして、週末はストックホルムで会おうねと約束して、Sound323を後にした。