佐々木敦のエッセー

結局渚にてのライブには行けなかった。というか、行かないって決めてしまった。対バンにあまり興味を持てなかったのだ。渚にては、ワンマンライブを今後は行わないのだろうか。

そうそう、佐々木敦のエッセーが『ユリイカ』で連載が始まっている。『問のはじまり、或はフリー・インプロヴィゼーションとは何か?』というタイトルだ。第2回目の連載まで読んではいる。これは、聴衆の役割とは何か? という問いであり、これこそボクも抱き続けている問いでもあるので(このことは以前このブログ上でも書いた)、ちょいと読んでみた。

第1回分と2回分のあわせて17ページにしかならないのに、実はもう不満はかなりある。簡単なところから突っ込むと、それは、Derek Baileyのみを論じるだけでフリー・インプロヴィゼーションなるものは何か? という著者自らが設定した問いに答えられるのだろうか。ぼくには、こういうのは赤塚不二夫のみを論じてギャグマンガを知ったつもりになるような行為にしか思えない。

まぁ尤も、この連載はこれからも暫く続くのだろうから、今の段階であーだこーだ言うのはやめよう。でも、さっき数段落前で読んだことと今の段落で読んだことには矛盾がある、なんてことが結構あったりするんだよね。まぁ、そんなこともどうでもよくなってきたけど。