ボクの師匠

9月8日(月)にFaustのライブへ行ったのは前回書いた通りだが、ボク個人として残念なこともあった。

ボクの師匠が故郷のイギリスへ帰ってしまうという。日本でしていた仕事の契約が切れるとのことで、日本で師匠に会えるのは今年いっぱいまでとなってしまいそうだ。思えば師匠とは、羅針盤とGhostの対バンを観にいった時に出会った。その瞬間から、話の合う人だと思った。師匠に随分とインスパイアされっぱなしだった。ボクの知り合いの中で、彼がもっとも音楽的にambitiouな人物だった。先日もFaustの帰り、地下鉄内で雑談に花を咲かしながら、彼の携帯音楽プレーヤーにHarry Partchの作品が入っていることに気づき、師匠が持つ高性能レーダーに驚愕に近い気持ちを抱いたのだった。

師匠が地下鉄を先に降りたあと、ため息しか吐けなかった。