久々! Mostライブ

何年振りだろう、Mostのライブを観ることができたのは。昨日30日、下北沢ベースメントバーにて。

ライブはこれまでにリリースされた2枚のアルバムに収録された曲と新曲で構成されていて、これは新しいアルバムのリリースがあるって告知しているようなもの。このバンドは最近の日本のバンドではめずらしくなってしまった疾走感がある。タテに乗るも良し、ヨコに乗るも良し。うねり、切り込んでくる西村のベース、茶谷のスタミナ満載でアドレナリン放出しまくるドラム、ダブル山本のノイジーなギター(とくに久人さんの男気のある熱いプレー)、そしてそしてなによりも、フューさんの絶叫ヴォーカライゼーション、これらすべては、形骸化した生ぬるい、日本やアメリカ西海岸のパンクバンドを黙らせてしまうに違いない。しかも、フューさんの歌詞がすばらしい。どれもこれも、ひとひねり効いたフレーズの数々なのだ。この日のライブはこれでお腹いっぱいになれる。

対バンとして、core of bellsとライン京急が登場だったけれども、どちらも聴くに辛く、ボクは途中退場。どちらも変な語りやセリフを織り込んでいくところにドン引き。ライン京急大谷能生はたいしたことなかったし、彼のご親友?の佐々木敦を見かけたけれど、しょせんあんなものなんだよねぇ。他にもいろんなミュージシャンを見かけたなぁ。

でもって、本日2月1日は六本木スーパーデラックスでOren Ambarchiの公演へ。Mostの公演後会場で遭遇したダウトミュージックの方にこのことを話したら、AMMのKeith Roweはこの一ヶ月くらい日本に滞在する予定だってことを教えてもらった。おそらくAmbarchiだけでなく、他の日本のミュージシャンとも共演やレコーディングしていくんだろうなぁ。今会場のウェブページを試しに確認してみたら、Suicidal 10cc (中原昌也, ジム・オルーク)も急遽参加するそうで。ちょっとオマケがついた感じか。大きな期待は寄せないけれど。