Nonsuch-- XTC

ドローンがどうのこうとのといいつつ、ついつい今日手にとってしまった一枚。

Nonsvch

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ボクの洋楽初体験は、ビートルズでもなくストーンズでもなく、スクイーズコステロ、そしてこのXTC。「イギリスらしいバンド」として日本の音楽メディアが呼んでいたバンドだらけだ。画像のCDはXTC10枚目の作品で、ボクがちょうど中学生の頃のリリース。何でもプロデューサーがガス・ダッジョンだということに、ムーン・ライダーズの鈴木慶一がびっくりしていたような記憶がある。

当時のベテランXTCリスナーはこのCDに物足りなさを感じたらしいのだけど、ボクは最初の1枚だったこともあり、すんなり受け入れられた(XTCのリリースをすべて押さえてしまった現在、当時のベテランリスナーの気持ちもわからないではない)。前作ではちょっとプログレ風味だっただけに、ポップ路線復活!を印象づけた一枚なんじゃないだろうか。

今聴いても、ハズレなしの楽曲が揃ってるし、なによりもアンディ・パートリッジの声はかわいい(この時すでに40代だった気がするけど)。ひねくれたメロディーラインとアレンジ。これだけでポップな脳天爆発である。