Marcos Fernandes

昨日9月15日(水)のレコーディングライブ。

山本精一(ギター)+Miya Masaoka(琴とラップトップ)+田中悠美子(三味線)+Marcos Fernandes(パーカッションとラップトップ)、総勢四名のセッション@六本木スーパーデラックス。

一時間くらいのセッションを、途中休憩をはさむ形で2本演奏、収録。

リハはほとんどやらないんだろうけど、最初のころはお互いの出かたをみんな伺っちゃってるためか、なかなか進展しないなぁとちょっとイライラを感じる。なかなかエンジンがフルスロットルにならない、熱を帯びてこない。ボクにすれば、沸点に達したのはアンコールの演奏くらいじゃなかろうか。

瞬発力もあまり感ぜられなかったし、そして何よりも、Masaoka、田中、Fernandesが何をしたいのかよく理解できなかった。簡単に言えば、音に力も迫力もなかった。ラップトップやサンプラーの使用もあまり評価できない。演奏の基底音とでも言えばいいのか、ベースになる部分が楽器ではなくてパソコンからでてくるドローンだったというのがしばしばあったが、これには膝カックンをくらわされた気分だ。琴、三味線、パーカッションあたりは、高く薄い音しか出ないので、その埋め合わせにパソコンでドローンというのはありそうな話ではあるのだが、だとしたらそもそもこのセッションは編成ミスということになりはしまいか? じゃなかったら、琴とかギターでもってなるべく太い音を出していく方向性だって、考えられるオプションだったのではないかと思う(アンバーチとか八木美知依とかを体験しているからこそ思う)。

不完全燃焼の夜だった。