あれよあれよ、と

3．11から数ヶ月経過し、生活はだんだんと正常に戻りつつあるけれど、ライブに行くと震災の影響って凄まじいのねと実感する。だいたい公演数は激減しているし、客数もまったく伸びないのだ。先週金曜日にいった公演で、ついに客一人体験をしてしまった。これは本当に深刻なのよ。

その深刻さのためか、ノイズをあまり聴かなくなってしまった。その代わり、ロンドンのPierre Henryの公演を思い出しながら、ドローンもののドツボにハマる。現在は彼のアシスタントだったEliane RadigueのCDを購入。

Vice Versa Etc (Slim)

Triptych

Before the Libretto

最後の一枚は、Kaffe MatthewsやAGFとの共作。ベロが最高。まぁ、瞑想の世界ということよ。それとも鬱の前兆か。5月病ならぬ6月病か。よくわからん。

それと、ベルリンのイベントLux Aeternaで面識を持つことになってしまったIancu DumitrescuのCD。公演後のパーティーでいただいたCDがガッチで刺激的。最近はN響なんかも聴くようになっちゃったけど、あーゆー音楽言語ではどうにもならん世界があるよな。このルーマニアの巨匠と朝4時まで交わしたトークを振り返るといつもそう思う。巨匠はとても自若たるお方で、それにひきかえ奥様Mariaさんはとてもラテン系な感じ。ご夫妻から、夏になったらルーマニアの自宅にいらっしゃいとご招待を受けている。やっぱり行かなきゃダメよね？！