テクNO!?

テクノなんてあまり好まなかったボクだけど、最近はよく聴くようになった。Moritz von Oswald周辺なんかは以前から気になっていたけど、Vladislav Delayは近々来日するらしいし、Surgeonなんかも案外来日するらしい。来月にはThomas Brinkmannも渋谷でプレーするというので何人か友人?を引き連れて参戦しようかと思っている。

それにしても、テクノっちゅうのは歌やダンスに縛られた構造をしていることが多くないか? 歌やダンスが楽曲に要請してしまうものがあまりに多くて、テクノそれ自身が持ちうる要素とか構造が犠牲なってはいないかなぁ。

とはいえ、テクノの楽曲が歌やダンスと折り合い付けつつ新たな局面を探る、っていうのも難しそうだよなぁ。

と思っていたら、さっきのSurgeonがダンスフロアー重視のアプローチから一線を画したやり方をしているらしい。新作にてドローンとかスペクトラムっぽいものを導入しているらしい。ちなみに、渋谷のタワレコのCD試聴コーナーでおすすめ楽曲トラックナンバーを確認したのだけれど、イチ押し!的なのはみんなダンスフロアー重視の楽曲ばかりで、ドローンぽいものは外している。

まぁそんなアホ店員セレクションはさておき、テクノは使用機材がみんなバラバラというわけでもなく、音楽言語的にもたいして豊富にあるわけでもなく、なかなか独自色を打ち出しにくいジャンルであるわけで、Surgeonの現代音楽っぽい新しめのやりかたもいずれは出てくるだろうという想定の範囲内で収まったというのも正直なところだが、まぁとりあえず喜ばしい、めでたいのではないか。