突発性難聴(3)

突発性難聴。じつに厄介である。

24(木)、25(金)あたりはすこぶる調子が良かった。だから、金曜の診察でおこなった聴力検査は、当然のことながらまったくの正常値を示した。

しかし、この状態でずっと耳の症状が安定してくれると思ったら大間違いである。

翌日26日(土)、27日(日)と耳鳴りが悪化。もう不安で心配になってしまった。日曜日は通常、病院は診察していないけれども、ボクが世話になっている病院の姉妹病院が日曜日でも診察することになっていると知っていたので、駆けつける。

そこで聞かされた病名は、メニエール病。耳鳴りをはじめとする症状の悪化が再発したと判断されたため、突発性難聴ではなくメニエール病と診断された。

もうステロイドを服用するような段階でもなく、ただ与えられていた薬を真面目に飲んで耐えるのみ。翌28日(月)は休講措置をとらせてもらった。

そのためあってか、月曜日、そして本日29日(火)は調子が良い。で、今日は診察日だったので聴力検査をしたら、やはりまたまた正常値。なんか病院に行くときばかりは調子が良い(そのためか、先生もなんとなしに暢気な感じというか緊迫感ない様子。耳鳴りボーボーの時のボクの恐怖ったらこの医者には伝わらない)。

今後の診察については、(1)聴力テストは、次の診察日までに耳鳴りが悪化したときのみ行う、(2)ストレスを軽減するための弱い漢方を処方、(3)あとはなるべく安静が求められるが、基本的には日常生活を送ってよし、(4)散歩やギターでストレス発散できるなら大いに励みなさい、筋トレもまた良し、という感じだった。

耳鳴り自体は、高い周波数のものが続いていて、まるでEliane Radigueのドローン作品をついつい思い出してしまう。耳が正常なうちに聴きたいCDをバンバン聴くしかない。

こんな耳の病気でボクの一生が台無しにされてたまるかと思っている。