突発性難聴(1)

タイトルが示すように、実はボク、突発性難聴に罹ってしまいました。

先週の14日(月曜日)、勤務から帰宅する際耳に異変を感じ、翌日耳鼻科で診断を受けたら、この病名を告げられました。左耳がマズくなってました。

異変直後は、耳がハウリングするような、もやもやするような、コンサートホールで2、3時間音楽聴いた直後にでるような症状の、すこしひどい程度のものが出て来たのですが、気圧のせいだろうと思ってました(気圧の変化に弱いボクは、当日の急な天候の変化に気づかないわけがないのです)。

また、母親が昨年突発性難聴に罹ったとき、そうとう平衡感覚を失いフラフラ状態に見舞われ、ボクの支えなしでは動けない状態になったのですが(結果ステロイドを打ちました)、ボクに関してはそのような症状は出ませんでした。

翌日の診断時点では、どっちの耳がヤラれたのかも判然としない状態でした。この病気は原因が特定されていませんが、医師からはストレスを感じる心当たりはあるかとたずねられました。(この日の午前中、来年度のカリキュラムのことでものすごく嫌なことを頼まれてムシャクシャしてました)。

その後、処方された薬を飲んだり、ストレスになる授業に限っては休講措置をとるなどして、なるべく治療に専念しました。

18日(金)の診察では、聴力が上がっていると判断され、治療方針も継続となりました。この段階では、左耳がアカンのだなと自覚できています。

現在20日(日)でも耳鳴りは続いていますが、以前にくらべれば改善あるように思います。たとえば、唾を飲み込むとき、昨日は左耳からは何にも音が聞こえなかったり、力が入らなかったりしましたが、現在は左耳が動く(?)ような音が聞こえるようになりました。テレビの出演者が同時に話すのが聴き取れなかったけれども、これも克服しつつあります。

母の場合ひと月ほど通院を続け、今では耳鳴りもなんにも後遺症に苦しんではいません。ボクは現在治療の真っ最中で、不安がないと言えばウソになってしまうけれども、心を強くして、たとえステロイドを打とうが、克服してやろうと思っています。

それまでは、文学や音楽の研究書を読んで静かに過ごそうと思っています。最新号の『ワイヤー』はゲッチングだし、先日購入した

Sinister Resonance: The Mediumship of the Listener

Sinister Resonance: The Mediumship of the Listener

サウンドアートの大家David Toopの本ですが、英米。ヨーロッパ文学とサウンドとの関係が多角的に語られていて、たいへんボクにとっては有益そうです。